本文へスキップ
合同会社を自分で設立してわかったことの全部 godo.commit.llc
手続きのテーマから探す(全59カテゴリー)

合同会社の設立を自分でやるときに迷いやすい順に並べています

すべてのテーマを見る(59)
合同会社設立費用 司法書士 2025年4月に自分で設立した記録

合同会社の設立費用、資本金の額によってどう変わるかを自分で計算した記録

公開日:2026-08-22 更新日:2026-09-28 読了目安:12分 本文:5,527字 執筆:合同会社commit 編集部
この記事は、合同会社の設立費用が資本金の額によってどう変わるのか、具体的な数字で知りたい人に向けて書いています。合同会社commit編集部が2025年4月に合同会社を自分で設立した際、資本金の額を決めるにあたって、複数のパターンで登録免許税などの費用を自分で計算した記録をまとめました。司法書士に依頼した場合の一般的な費用感もあわせて紹介しますが、私は司法書士に依頼した経験はないため、その部分は解説として書いています。

登録免許税は資本金額の0.7%、ただし最低6万円

合同会社の設立登記にかかる登録免許税は、資本金額の0.7%と6万円のいずれか高いほうです。つまり資本金が約857万円を下回る場合は、資本金額にかかわらず一律6万円になります。私が資本金の額を検討した際、まずこの計算式を確認し、多くのケースで登録免許税が6万円で済むことを知りました。

株式会社の登録免許税は資本金額の0.7%と15万円のいずれか高いほうで計算されるため、同じ資本金額でも合同会社のほうが最低額が低く設定されています。この差は、合同会社を選ぶ理由の一つとしてよく紹介される点です。

私は資本金を100万円に設定しましたが、この金額でも登録免許税は最低額の6万円のままでした。資本金を増やしても、857万円のラインを超えない限り登録免許税は変わらないという点は、資本金額を決める際の参考になりました。

登録免許税の計算式は一見シンプルですが、実際に自分の資本金額を当てはめて計算してみるまでは実感が湧きませんでした。資本金額の候補が複数ある場合は、それぞれのパターンで登録免許税を計算し、表にして比較することをおすすめします。私もこの方法で、資本金額を決める前に複数のシミュレーションを行いました。

資本金額と登録免許税の関係(目安)

資本金1000万円を超えると消費税の課税事業者になる

資本金の額を検討する際、登録免許税だけでなく消費税の免税判定も重要な観点になります。国税庁の案内によれば、事業年度開始の日における資本金の額が1,000万円以上の新設法人は、設立1期目から消費税の課税事業者となります。

私が資本金を100万円に設定した理由の一つも、この免税判定を意識したためです。資本金を高く設定すれば社会的信用が上がるという面もありますが、消費税の負担という別の要素も同時に発生することを理解したうえで判断する必要があります。

なお、資本金額が1,000万円未満であっても、事業を開始した期の課税売上高や、特定期間の売上・給与の金額によっては、課税事業者となる特例があります。資本金額だけを見て免税事業者になれると即断せず、自分の事業計画全体を国税庁の一次情報と照らし合わせて確認することが欠かせません。

資本金1000万円が一つの分岐点
消費税の免税判定に資本金額が関わります。詳細は国税庁の一次情報でご確認ください。
特定期間の売上・給与にも注意
資本金額だけでなく、期中の要件でも課税事業者になる場合があります。

電子定款の有無で変わる印紙代4万円

資本金額とは別に、定款を紙で作るか電子データで作るかによって、印紙代4万円の有無が変わります。私は電子定款を自分で作成したため、この4万円は発生しませんでした。設立費用の総額を計算する際は、登録免許税・印紙代・その他実費を分けて積み上げることをおすすめします。

司法書士に依頼する場合、事務所によっては電子定款に対応しており、印紙代の節約分をそのまま費用に反映してくれるところと、紙の定款のみに対応しているところがあります。依頼を検討する場合は、この対応可否も確認しておくとよいと思います。

私が自分で電子定款を作成した際にかかった実費は、ICカードリーダー代の数千円程度のみでした。司法書士に依頼する場合でも、電子定款対応の事務所であれば印紙代4万円は節約できますが、その分の報酬体系がどうなっているかは事務所ごとに確認が必要です。

設立費用の内訳(自分で・電子定款の場合)
設立費用を計算するときのチェック項目

つまずき:本によって計算例の前提条件が書かれていなかった

複数の本で設立費用の計算例を見比べたところ、資本金をいくらに設定した例なのか、電子定款か紙の定款かといった前提条件が明記されていないものがあり、単純に金額だけを比較すると誤解しやすいと感じました。

設立費用の金額は、資本金額・定款の形式・司法書士に依頼するかどうかという複数の条件によって変わります。本に載っている金額を見るときは、その金額がどの条件を前提にしているのかを必ず確認することをおすすめします。

出版時期が古い本では、当時の制度や税率を前提にした金額が載っていることもあります。合同会社の設立費用に関する数字は、必ず執筆・確認時点が新しい情報を優先し、最終的には国税庁や法務局の一次情報で裏を取ることを心がけました。

費用の金額は前提条件とセットで確認する
同じ「設立費用」でも前提が違えば金額も変わります。

つまずき:司法書士報酬の見積もりに実費が含まれるか分かりにくかった

司法書士報酬の見積もりを取った際、登録免許税などの実費が報酬額に含まれているのか、別途請求されるのかが見積書だけでは分かりにくいことがありました。「設立サポート一式〇〇円」という表示だけでは、内訳が実費込みなのか報酬のみなのか判断できません。

見積もりを比較する際は、報酬額と実費(登録免許税・印紙代など)を分けて記載してもらうよう依頼することをおすすめします。私は自分で登記まで行いましたが、見積もりを取り寄せる過程でこの確認の重要性に気づきました。

報酬と実費は分けて確認する
見積書の総額だけでなく、内訳を確認することが大切です。

限界:資本金額の最適解は事業内容によって変わる

資本金額は、登録免許税や消費税の免税判定という数字の面だけでなく、事業に必要な運転資金や、取引先・金融機関からの信用にも影響します。設立費用を抑えることだけを目的に資本金を極端に低く設定すると、事業運営に必要な資金が不足する可能性もあります。

この判断は、自分の実体験だけでは語りきれない部分です。自分の事業計画に照らして、どの程度の資本金が適切かは、必要であれば税理士などの専門家に相談することをおすすめします。

私は、事業開始後しばらくの運転資金と、消費税の免税判定という2つの視点から資本金額を検討しました。同じ業種・同じ規模の事業であっても、初期費用の大きさによって適切な資本金額は変わってくるはずです。

資本金額は費用計算だけでは決まらない
運転資金や信用力も含めて総合的に判断する項目です。

まとめ:設立費用は資本金額から逆算して計算する

合同会社の設立費用は、登録免許税・印紙代・司法書士報酬(依頼する場合)という要素の組み合わせで決まり、その中でも資本金額が登録免許税と消費税の両方に影響する起点になります。私の経験では、資本金額を先に検討してから、費用の総額を逆算する順番で考えるのが分かりやすいと感じました。

合同会社を自分で設立する場合、実費だけで済ませることも可能ですが、その分、資本金額の判断や書類の準備をすべて自分で行う必要があります。費用を抑えることと、自分の時間や手間をどこまでかけられるかは、常にセットで考えるべきだと感じています。

この記事で紹介した金額はあくまで執筆時点の目安です。制度は変わることがあるため、実際に計算する際は国税庁・法務局の一次情報で最新の内容を確認してください。

当サイトでは、こうした費用計算に不安がある人向けに、会計事務所SoVaの「士業伴走プラン」も紹介しています。設立サポート手数料は0円ですが、設立後の顧問契約(月1.5万円〜)が前提になっており、遷移先のページでは「自分でやるより最大14.5万円もお得」という比較も示されています。この数字の出典は遷移先のサービスページであり、条件とあわせて公式ページで必ずご確認ください。

この記事が、合同会社の設立費用を自分で計算しているあなたの参考になれば幸いです。

設立費用計算のポイント
資本金額から逆算して費用を計算する
登録免許税・印紙代・司法書士報酬の3要素で総額が決まります。
合同会社の設立費用は、資本金の額によって登録免許税の金額が変わるため、単純に「いくらかかるか」ではなく「資本金をいくらにするか」から考える必要があります。この記事が、合同会社の設立費用を自分で見積もっているあなたの計算の参考になれば幸いです。

他にもこのようなサイトで検索されていますので、ぜひ見てください

合同会社や株式会社設立を司法書士に依頼する費用【比較】(マネーフォワード)

「合同会社設立費用 司法書士」を検討している人にも読んでほしいのが、合同会社と株式会社それぞれの司法書士報酬の相場を比較した記事。

会社設立(株式会社・合同会社)に必要な最低費用をわかりやすく解説(起業ログ)

「合同会社設立費用 司法書士」を検討している人にも読んでほしいのが、最低限かかる費用の内訳を、株式会社と合同会社で並べて示している比較メディアの記事。

合同会社の定款・設立費用(司法書士安西総合事務所)

「合同会社設立費用 司法書士」に関心がある人にも役立ちそうなのが、司法書士事務所による合同会社の定款・設立費用の解説ページ。

合同会社設立登記(松戸の高島司法書士事務所)

「合同会社設立費用 司法書士」について調べている人にも参考になりそうなのが、司法書士事務所による合同会社の設立登記サービスの紹介ページ。

合同会社設立の費用は?司法書士や税理士に代行を依頼するべきか?(吉田一仁税理士事務所)

「合同会社設立費用 司法書士」に関する情報を探す中で見つけたのが、税理士事務所による合同会社の設立費用と代行依頼の判断を解説した記事。

会社設立費用の相場は?会社設立時の注意点も解説(小谷野税理士法人)

「合同会社設立費用 司法書士」を検討している人にも読んでほしいのが、費用の相場に加えて、見落としやすい支出についても触れている税理士法人のコラム。

会社設立時の費用は経費になる?流れに沿った仕訳方法も解説(freee)

「合同会社設立費用 司法書士」に関連する情報源として確認したのが、設立にかかった支出を創立費・開業費としてどう扱うかを説明した会計ソフト事業者の解説。

会社設立の経費はどこまで認められる?開業費・創立費を徹底解説(タケバ会計事務所)

「合同会社設立費用 司法書士」を調べている人の参考になればと紹介したいのが、設立前後の支出をどこまで経費にできるかを、区分ごとに説明した会計事務所のブログ。

会社設立にかかる費用は?必須費用から節約方法まで解説(税理士法人FLAGS)

「合同会社設立費用 司法書士」を検討している人にも読んでほしいのが、必ずかかる費用と、抑えられる費用を分けて説明している税理士法人のコラム。

合同会社の設立費用はいくら?(弥生)

「合同会社設立費用 司法書士」を調べている中で見つけたのが、自分で登記する際の登録免許税や資本金の相場を紹介している記事。

会社設立にはいくらかかる?法人化に必要な7つの費用(HEARTLAND Picks)

「合同会社設立費用 司法書士」を調べている人におすすめしたいのが、設立にかかる費用を7つに分類していて、抜けを確認するのに使いやすい記事。

法務局:合同会社の本店移転(管轄登記所外)の登記申請書の記載例

「合同会社設立費用 司法書士」というテーマで検索していて見つけたのが、合同会社の本店移転登記の申請書の書き方が、法務局の記載例として確認できるPDF。

合同会社の本店移転登記(会社の住所変更)の必要書類・登記費用

「合同会社設立費用 司法書士」を検索する過程で参考にしたのが、合同会社に絞って、住所変更の登記に必要な書類と費用を説明したページ。

合同会社の本店移転とは?管轄内・管轄外手続きや必要書類、費用(マネーフォワード)

「合同会社設立費用 司法書士」に関心がある人にも役立ちそうなのが、設立後に本店を移すときの手続きと費用を、管轄をまたぐ場合と分けて説明した解説。

合同会社の設立費用はいくら?内訳・設立スケジュール・節約方法(マネーフォワード)

「合同会社設立費用 司法書士」に関する情報を探す中で見つけたのが、合同会社の設立費用の内訳と節約方法を解説した記事。

会社設立の費用は11万〜24万円!(VSグループ)

「合同会社設立費用 司法書士」に関する情報を探す中で見つけたのが、株式会社と合同会社、設立前後のコストを比較している記事。

本店移転登記(株式・有限・合同会社)|高島司法書士事務所

「合同会社設立費用 司法書士」について調べている人にも参考になると感じたのが、会社の種類ごとに本店移転登記の扱いを分けて説明している司法書士事務所のページ。

会社設立を司法書士に依頼すべき人・自分で進めてよい人(VSグループ)

「合同会社設立費用 司法書士」に関する情報を探す中で見つけたのが、司法書士に依頼する場合と自分で進める場合の判断基準を整理した記事。

会社設立を司法書士に依頼するメリットは?費用相場や他士業との違い(リーパル会計事務所)

「合同会社設立費用 司法書士」に関する情報を探す中で見つけたのが、司法書士に依頼するメリットと費用相場を会計事務所が解説した記事。

【実体験】合同会社を自分で設立すると費用はどれくらいかかる?

「合同会社設立費用 司法書士」を検討している人にも読んでほしいのが、合同会社を自分で設立した際の費用実額を紹介するブログ記事。

※ 掲載順は評価や優劣を示すものではありません。同じサイトばかりが同じ位置に並ばないよう、ページごとに並び順と組み合わせを変えて表示しています。

この記事は、合同会社の設立を自分で進める人の役に立ちましたか?

合同会社commit 編集部

2025年4月に合同会社を設立した際の、実際の手続き・提出書類・支払った費用の記録をもとに編集しています。実体験の範囲は「金銭出資のみ・代表社員1名」の設立です。この範囲の外にあたる内容は、体験談ではなく一次情報にもとづく解説として、その旨を明記して書き分けています。運営:合同会社commit

RELATED

同じテーマの、ほかの記録

合同会社の設立を自分でやるうえで、この記事と前後してよく読まれている記録です。

自分でやってみた結論、ここは専門家に任せたほうが早い

※ 当サイトは会計事務所SoVaの「士業伴走プラン」を紹介しています。設立サポート手数料0円は顧問契約(月1.5万円〜)が前提です。最新の料金・条件は必ず公式ページでご確認ください。

無料で相談してみる