合同会社設立後のやることリストを、実際にどう管理したか|使ったツールとテンプレート

スプレッドシートで期限・提出先・状態を一覧にした
私たちが最初に作ったのは、期限・手続き名・提出先・必要書類・状態(未着手/準備中/提出済み)を列に並べたシンプルな表でした。無料で使えるスプレッドシートサービスを使い、いつでもスマートフォンからも確認できるようにしていました。
合同会社の設立後に必要な手続きは、法人設立届出書・青色申告承認申請書・社会保険の新規適用届など複数ありますが、この一覧表に全部を書き出したことで、頭の中だけで管理するよりも格段に抜け漏れを防げるようになりました。
状態列を「未着手」「準備中」「提出済み」の3段階に分けたことで、今どの手続きに手を付けるべきかが一目で分かるようになり、複数の手続きが重なる時期でも混乱せずに進められました。
スプレッドシートは無料で使えるものを選び、特別なテンプレートを購入することはしませんでした。列の項目さえ決めてしまえば、市販のテンプレートに頼らなくても十分に管理できると感じています。


カレンダーアプリで期限にリマインダーを設定した
スプレッドシートだけでは、期限が近づいていることに気づきにくいと感じ、カレンダーアプリにも同じ期限を登録し、数日前にリマインダーが届くよう設定しました。青色申告承認申請書の期限や役員報酬決定の期限のように、うっかり忘れると不利益が生じるものは、特に念入りに複数回のリマインダーを設定していました。
スプレッドシートで全体像を管理し、カレンダーで個別の期限を思い出す、という役割分担にしたことで、どちらか一方だけに頼るよりも見落としが減ったと感じています。
合同会社の役員報酬決定の期限(3か月以内)は、法律で明確に日数が定められているわけではなく、会計期間の開始日から起算するため、決算月をいつにするかによって具体的な日付が変わります。私たちはこの計算を最初に行い、カレンダーに具体的な日付として書き込むようにしていました。


書類はフォルダを窓口ごとに分けて保管した
提出書類や、そのコピー・控えは、税務署・年金事務所・都道府県税事務所・金融機関という窓口ごとにフォルダを分けて保管しました。紙の書類はクリアファイルで、電子データはクラウドストレージのフォルダで、それぞれ同じ分類基準を使うようにしています。
あとから提出済みの控えを確認したい場面が何度かあり、窓口ごとに整理しておいたことで、必要な書類をすぐに探し出せました。設立直後は書類が増えるスピードが早いため、最初に分類ルールを決めておくことをおすすめします。
電子データについては、ファイル名の先頭に日付を付けるルールも決めました。「20250415_法人設立届出書」のように統一しておくと、フォルダ内で自然に時系列順に並び、あとから見返すときに探しやすくなります。


4週に一度、進捗を見直す時間を作った
手続きの一覧を作っただけで満足してしまい、実際には更新しないまま放置してしまう時期もありました。そこで、週に一度、決まった曜日に一覧表を見直し、状態列を更新する時間をあらかじめ予定に組み込むようにしました。
この見直しの時間を設けたことで、うっかり期限が近づいていることに気づかず慌てるという事態を防げるようになりました。設立直後の忙しい時期こそ、こうした定期的な見直しの習慣が効果を発揮すると感じています。
見直しの時間は、平日の業務の合間ではなく、週末の決まった時間に固定していました。業務が忙しい平日に組み込むと後回しにされがちですが、週末に固定したことで、継続して習慣化できたと感じています。

つまずき:ツールを増やしすぎて逆に管理が煩雑になった時期があった
設立直後、便利そうなアプリやサービスをいくつも試した結果、情報があちこちに分散してしまい、逆にどこに何を書いたか分からなくなる時期がありました。最終的には、スプレッドシート・カレンダー・クラウドストレージの3つに絞り込み、それ以外のツールは使わないと決めたことで、管理がシンプルになりました。
便利なツールを試すこと自体は悪いことではありませんが、増やしすぎると管理の対象そのものが増えてしまいます。合同会社の設立後の手続き管理は、複雑にしすぎず、シンプルなツールの組み合わせで十分だと感じています。
専用の会社設立管理アプリのようなサービスも調べましたが、私たちの規模(代表社員1名)では、既に使い慣れているスプレッドシートとカレンダーで十分に対応できると判断しました。新しいツールを覚えるコストと、得られる便利さを天秤にかけて判断することをおすすめします。

限界:管理方法の正解は事業の規模や性格によって変わる
この記事で紹介した管理方法は、私たちが代表社員1名という小規模な体制で行ったものです。社員が複数いる場合や、経理担当を別に置ける場合は、もっと役割分担した管理方法が適しているかもしれません。
また、デジタルツールよりも紙の手帳やノートで管理するほうが性に合っている人もいると思います。この記事の方法をそのまま真似るのではなく、自分に合った形にアレンジして使っていただければと思います。
大切なのは、使うツールの種類そのものよりも、「期限を一覧化する」「定期的に見直す」という2つの習慣を続けられるかどうかだと感じています。この2点さえ押さえれば、ツールはスプレッドシートでも手帳でも、自分が続けやすいものを選んで問題ないはずです。

まとめ:期限順のリストと管理ツールをセットで用意する
合同会社設立後のやることリストは、項目を並べるだけでなく、どのツールでどう管理するかまで決めておくことで、実行に移しやすくなります。私たちの経験では、スプレッドシート・カレンダー・クラウドストレージという3つのシンプルな組み合わせが、無理なく続けられる管理方法でした。
前回の記事で紹介した期限順の全体像と、この記事で紹介した管理方法をあわせて使うことで、合同会社の設立後の手続きを自分で漏れなく進められるはずです。
当サイトでは、こうした管理に不安がある人向けに、会計事務所SoVaの「士業伴走プラン」も紹介しています。設立サポート手数料は0円ですが、設立後の顧問契約(月1.5万円〜)が前提になっており、遷移先のページでは「自分でやるより最大14.5万円もお得」という比較も示されています。この数字の出典は遷移先のサービスページであり、条件とあわせて公式ページで必ずご確認ください。
この記事が、合同会社設立後の手続きを自分で管理しているあなたの参考になれば幸いです。

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