合同会社設立でfreeeを使った実際の画面操作と、手作業との違い

freeeを使うかどうかを検討した理由
私たちが自分でfreee会社設立の利用を自分たちで検討したのは、定款や登記申請書といった複数の書類を、テンプレートのようにゼロから自分の手で書き起こす作業に、かなりの時間がかかりそうだと感じたためです。質問に答えていく形式で書類の下書きができると聞き、自分たちで一から作成する場合と比較してみることにしました。無料でどこまで使えるのかも含めて、実際に触ってみないと分からない部分が多いと感じたことも、検討のきっかけでした。
結論として、私たちは書類の下書き作成にfreeeを使い、最終的な内容の確認や法務局への提出そのものは自分たちで行うという形に落ち着きました。すべてを任せきりにするのではなく、要所要所を自分の目で確認する使い方をしています。この使い方に落ち着くまでにも、いくつかの試行錯誤がありました。
この記事では、私たちが実際に触った画面の流れと、それを手作業で行った場合にどのくらい手間が変わるのかを、できるだけ具体的に紹介していきます。ぜひ参考にしてください。
freeeの機能や画面の仕様は更新される可能性があるため、この記事の内容は2025年4月に私たちが利用した時点のものであることをあらかじめお伝えしておきます。実際に利用する際は、最新の画面と異なる部分があるかもしれない点をご了承ください。


実際の画面操作①質問に答える形式で基本情報を入力
私たちが最初に行ったのは、商号(会社名)、本店の所在地、事業目的、資本金の額、決算月といった基本情報を、画面の質問に沿って一つずつ入力する作業でした。この段階では、私たちがあらかじめ自分で決めていた内容をそのまま入力する形になります。事前に紙に整理していた内容があったため、この入力作業自体は短時間で終わりました。
手作業で定款を一から作る場合、絶対的記載事項の抜け漏れがないかを自分で確認しながら文章を組み立てる必要がありますが、freeeでは入力した内容が自動的に定款の形式に整形されていきました。この点は、文章を組み立てる手間を減らしてくれる部分だと感じています。
ただし、事業目的の文言や資本金の額そのものは、freeeが決めてくれるわけではなく、私たちが自分で考えて入力する必要がありました。ツールが担ってくれるのは「整形」であって「判断」ではないという実感を、この段階で持ちました。この線引きを最初に意識できたことが、その後freeeを使いこなすうえで役立ったと感じています。
合同会社の設立を自分で進める人には、freeeを使う場合でも、入力する内容そのものは自分たちで検討する必要があることを、最初に理解しておくことをおすすめします。この理解があるかないかで、ツールへの向き合い方が大きく変わると私たちは感じています。

出典:e-Gov法令検索
実際の画面操作②書類一式の下書きが自動的に生成された
基本情報の入力が終わると、定款・登記申請書・就任承諾書・払込証明書といった一連の書類の下書きが、画面上でまとめて生成されました。私たちが手作業でこれらを一から作る場合、それぞれの書式を法務局のひな形と照らし合わせながら個別に作成する必要があり、この点は大きな違いだと感じています。
生成された下書きは、私たちが自分の目で一つずつ確認し、記載内容が実際の状況(代表社員の氏名・住所など)と一致しているかをチェックしました。ツールが作った書類だからといって、そのまま提出するのではなく、必ず自分で見直す作業を挟んでいます。この見直しの作業には、書類一式で半日ほどかけました。
手作業であれば、この書式の統一や項目の抜け漏れチェックに多くの時間を割くことになりますが、freeeを使ったことで、その時間を内容の正確性を確認する作業に振り向けられたと感じています。時間の使い方そのものが変わったという感覚が、私たちにとって一番の実感でした。
合同会社の設立を自分で進める人には、freeeが生成した書類を鵜呑みにせず、最終確認は自分の目で行うことをおすすめします。この最終確認を怠らなかったことが、私たちが補正なしで登記を完了できた理由の一つだと考えています。ツールを使うからこそ、最後は自分の目で確かめるという姿勢を崩さないようにしていました。


手作業と比較して感じた時間の違い
私たちの体感では、書類の下書きを作成する部分に限れば、freeeを使ったことで数日分の作業時間を短縮できたと感じています。特に、複数の書類間で同じ情報(商号や資本金の額など)を記載し直す手間が、入力を一度で済ませられる分、大きく減りました。
一方で、事業内容の検討や資本金・決算月の判断にかかる時間は、freeeを使っても短縮されませんでした。この判断部分は、ツールの外側にある私たち自身の作業だったと振り返っています。むしろ、書類作成の時間が減った分、この判断にじっくり向き合う時間を確保できたとも言えます。
合同会社の設立を自分で進める人には、freeeが短縮してくれるのは主に書類作成の時間であり、判断にかかる時間は別だと理解しておくことをおすすめします。この違いを最初に理解していなかったら、freeeを使えばすべてが早く終わると誤解していたかもしれません。
私たちの実体験としては、freeeと自分たちの判断作業を組み合わせることで、全体としてバランスの取れた進め方ができたと感じています。ツールと自分の役割分担を意識することが、結果的に一番効率のよい進め方だったと振り返っています。

つまずいた点:合同会社ならではの入力項目で迷った
自分でfreeeを操作する中でつまずいたのは、代表社員・業務執行社員という、合同会社ならではの呼称に関する入力項目で、自分たちの体制をどう入力すればよいか一瞬迷ったことです。株式会社向けの解説記事が多い中、この呼称についての説明が画面上だけでは十分に理解できませんでした。
私たちは、この部分について法務省・法務局の一次情報にあたって、代表社員と業務執行社員の違いを自分で確認してから入力を進めました。ツールの画面だけに頼らず、制度の理解を並行して深める必要があると感じた場面です。この確認作業に半日ほど費やしましたが、おかげで納得したうえで入力を進められました。
合同会社の設立を自分で進める人には、freeeの画面で迷った項目があれば、その場で一次情報を確認する習慣を持つことをおすすめします。私たちも、この習慣のおかげで、入力ミスを未然に防げたと感じています。
株式会社向けの情報が多いインターネット上では、合同会社特有の項目について、ツールの案内だけでは足りない部分があると実感しました。この記事のような合同会社に特化した情報が少ないことも、私たちがこのサイトを作ろうと思ったきっかけの一つです。

限界:freeeを使っても最終判断は自分たちに残る
freeeは書類の作成を効率化してくれる一方で、資本金の額をいくらにするか、決算月をいつにするか、事業目的をどう書くかといった判断そのものは、私たちが自分で行う必要がありました。この点は、freeeを使う・使わないにかかわらず変わらない部分だと考えています。
私たちは、複数の社員がいる場合や現物出資を含む場合にfreeeがどこまで対応してくれるかを実際には確認していないため、その点について実体験として具体的に語ることはできません。制度上、関係者が増えるほど、ツールへの入力だけでなく社員間の合意形成にも時間がかかると考えられます。この点については、複数社員での設立を経験した人の情報を別途確認していただくのが確実だと思います。
合同会社の設立を自分でfreeeを使って進めたい人には、ツールに任せられる範囲と、自分たちで判断すべき範囲を最初に切り分けて考えることをおすすめします。この切り分けさえできていれば、ツールに振り回されることは少なくなると思います。
断定的な「freeeを使えば安心」という答えは示せませんが、私たちの実体験を判断材料の一つとして活用していただければと思います。


出典:e-Gov法令検索
まとめ:freeeは「書類作成」の負担を減らすツール
私たちが自分でfreee会社設立を使ってみた実感として、書類の形式を整え、複数の書類間で情報を統一する作業の負担は大きく減りました。一方で、資本金・決算月・事業目的といった判断そのものは、私たちが自分で行う必要があり、この部分にツールは介入してきません。この線引きを理解しておくことが、freeeを使う人にとって最初に押さえておきたいポイントだと思います。
freeeを使うか、それともすべて手作業で進めるかは、書類作成の効率をどれだけ重視するかによって変わる選択だと私たちは考えています。私たちは、freeeで書類の下書きを作り、内容の判断と最終確認は自分たちで行うという組み合わせを選びました。この組み合わせが、私たちにとって時間の節約と安心感のバランスが取れたやり方だったと感じています。
当サイトでは、こうした判断に不安がある人向けに、会計事務所SoVaの「士業伴走プラン」を紹介しています。設立サポート手数料が0円になるのは設立後の顧問契約(月1.5万円〜)が前提で、遷移先のページには「自分でやるより最大14.5万円もお得」という比較も示されています。この数字の出典は遷移先のサービスページであり、顧問契約が条件であることとあわせて、最新の料金・条件は必ず公式ページでご確認ください。ツールと専門家、それぞれの得意分野を組み合わせるという考え方もあります。私たちも、判断に迷う場面が出てきたら、こうした専門家の力を借りることをためらわないようにしています。
この記事が、freeeの利用を検討している人の参考になれば幸いです。ツールを使う場合も使わない場合も、最後は自分の目で確認する姿勢を大切にしていただければと思います。

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