資本金額と消費税の免税判定の関係を一次情報で確認した記録

新設法人の消費税免税、資本金1000万円未満という基準
新しく設立した法人は、設立1期目・2期目について、資本金の額が1000万円未満であれば、原則として消費税の納税義務が免除されるという制度があるという情報を確認しました。私たちは、資本金を1000万円未満に設定することで、この免税の基準を満たすことを意識していました。
この基準は国税庁の一次情報で確認しており、資本金1000万円以上の法人は、この特例の対象外になるという点もあわせて確認しています。


出典:国税庁:No.6531 新規開業又は法人の新規設立のとき
2特定期間の売上高・給与支払額による判定もある
資本金1000万円未満であっても、設立1期目の上半期(特定期間)の売上高や給与等支払額が一定額を超える場合は、2期目から消費税の納税義務が生じる場合があるという情報も確認しました。資本金額だけでなく、事業の立ち上がり方によっても判定が変わるという点は、私たちが当初理解していなかった部分です。


出典:国税庁:No.6503 基準期間がない法人の納税義務の免除の特例
インボイス制度との関係も確認した
消費税の免税事業者であっても、インボイス制度に対応するために、あえて課税事業者を選択するケースがあるという情報も確認しました。取引先が仕入税額控除を必要とする事業者の場合、免税事業者のままでは取引に影響が出る可能性があるため、資本金額の検討とあわせて、この点も考慮する必要があると理解しています。


免税だけを理由に資本金額を決めるべきではない
私たちは、消費税の免税という観点は資本金額を検討する材料の一つとして参考にしましたが、それだけを理由に資本金額を決めたわけではありません。対外的な信用力や、事業に必要な運転資金といった他の要素とあわせて、総合的に金額を判断しました。

出典:国税庁:No.6531 新規開業又は法人の新規設立のとき
つまずき:免税の条件を単純化して理解しかけた
私たちは当初、「資本金1000万円未満なら2年間は消費税を払わなくていい」という単純化した理解をしかけましたが、特定期間の判定やインボイス制度との関係を調べていくうちに、実際にはもっと条件が細かいことに気づきました。単純化された情報だけを鵜呑みにせず、一次情報で条件の全体像を確認することの大切さを実感しました。

出典:国税庁:No.6503 基準期間がない法人の納税義務の免除の特例
限界:自社にとっての最適な判断は税理士への相談が必要
この記事で紹介したのは制度の一般的な仕組みであり、自社にとって免税事業者と課税事業者のどちらが有利かは、取引先の状況や事業計画によって変わります。この判断は私たちの記事だけでは行えず、税理士に相談しながら決めることをおすすめします。

出典:国税庁:No.6503 基準期間がない法人の納税義務の免除の特例
7まとめ:資本金額は消費税の判定にも影響する
資本金1000万円未満という基準は、設立1・2期目の消費税免税に関わる重要な判定基準です。ただし、特定期間の判定やインボイス制度との関係もあわせて考える必要があり、単純に金額だけで判断できるものではないと理解しました。
前回・前々回の記事で紹介した複数回払込の可否と資本金額を決めた基準、この記事で紹介した消費税免税との関係をあわせて確認することで、資本金額をより多角的に検討できるはずです。
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この記事が、資本金額を決める判断材料にしたいあなたの参考になれば幸いです。

出典:国税庁:No.6531 新規開業又は法人の新規設立のとき
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